こんにちは、zbokです。
昨日はMr.スーパーブースをきれいにしましたので、
今日は愛用のエアブラシ(ハンドピース)のプロコンBOY WA ドロップ式ダブルアクション(PS-264A)をきれいにしようと思います。
分解時、組立時の注意点などを踏まえて説明してありますが、自己流ですので間違った説明があるかもしれません。
分解は自己責任でお願いします。
ちなみに、
取り扱い説明書には、
【注意】ニードルは絶対に引抜かないで下さい。
っと書いてあります。
ホント、
分解は、自己責任でお願いします。
(1)軸キャップを外します。
(2)ニードルチャックネジを外します。
(3)ニードルを慎重に引抜きます。
ニードルが固着して引抜きずらい時は無理に引抜こうとせずに、塗料キャップもしくは、ニードルチャックネジの部分からスポイドなど薄め液を垂らして、だましながら動かせば抜けるようになります。
引抜き時は、最後までニードルの先端に最新の注意を払います。うっかり先を曲げてしまうと部品交換です。(ニードル:1000円)
(4)ニードルキャップ、ノズルキャップ、塗料ノズルの順番に外します。
塗料ノズルは付属の専用の工具で外します。
塗料ノズルはデリケートな部品です。
無理な力をかければ簡単にねじ切れます。
回してみて固いかなと感じたら、
固着している場合があります。
その場合は、無理に回そうとせずに薄め液を筆で塗料ノズルの周囲に塗るか、先端だけ薄め液に浸せてから外します。すこしはリスクを軽減できます。
(塗料ノズル:2000円)
(5)ニードルチャックを外します。
これは手で回すだけで外れます。
ニードルチャックを外せば、ボタン押し、ニードルスプリング、ニードルスプリングケースも外れます。
組立時、ボタン押しのスライドする部分にグリスを塗ってやれば、押しボタンの前後の動きがスムーズになります。
(6)押しボタンを外します。
これは、ニードルを抜いた時点でいつも外せる状態になっています。
ポロッと取れます。
(7)バルブ本体を外します。
これも回すだけでOKです。
(8)ピストンを抜きます。
写真は押しボタン側から見た状態です。
T字形状になっていますので、下側(バルブ本体側)から細い棒で押してやれば、簡単に取れます。
(9)ピストンパッキンを外します。
ピストンパッキンを外すには、写真に写っているような道具があれば便利です。
写真の道具は真鍮線の先をペンチで曲げたものです。パッキンを傷つけないよう先端にヤスリを当ててあります。
ピストンパッキンは、下側(バルブ本体側)から用意した道具で引っ掛けて引抜きます。
取外し時、高確率でピストンパッキングが飛んでいきますので紛失注意です。
(ピストンパッキン:250円)
ハンドピース本体を薄め液でジャブジャブ洗浄したい場合は、このパッキンを外しておかないと薄め液で劣化してしまいます。このパッキンが劣化するとエア漏れの原因になります。
(10)テフロン加工ニードルパッキンを外します。
これは、本体の奥のほうに付いていてマイナスドライバーで外します。
外すのは簡単です。
でも、
組立は難しいです。
テフロン加工ニードルパッキンをニードルに挿した状態です。
この状態だと、すごくユルユルな状態でパッキンの役割をしていません。
テフロン加工ニードルパッキンは、本体に取り付けてネジを締めていくと白いパッキンが潰れて密着する構造になっています。
難しいのは、本体に取り付ける時のネジの回し具合です。
回し具合が緩いと、パッキンの裏側に塗料が漏れてきます。
強く締めすぎると、ニードルの抜き差しが固くなります。
一番まずいのは、
強く締めすぎて状態でニードルを無理やり挿した場合。
パッキンが壊れてしまい使い物にならなくなります。
(テフロン加工ニードルパッキン:900円)
このパッキンの締め具合は、けっこうシビアに調整しないといけません。
パッキンのネジを締めていって抵抗がかかった時点で一旦組立、ニードル挿してパッキンの抵抗具合は確認する。
ニードルを挿してみて何も抵抗を感じなければ、分解してもう少しネジを締めてみる。
を繰り返して調整します。
これですべてのパーツが分解できましたので、薄め液で洗浄していきます。
本体内部や、ニードルチャック、ボタン押し内部は、薄め液スポイド循環方式で徹底的に洗浄しました。
組立時は、ピストンパッキンにグリスを塗ってやります。
押しボタンの上下がスムーズになりますし、パッキンが長持ちします。
グリスは、Mr.エアブラシメンテナンスセットについているグリスを使用しています。
動作確認、試し吹きをして問題がなければ、
完了です☆
分解方法・組立て方法について何かご質問などありましたら、お気軽にコメント欄にどうぞ。
同じハンドピースを持っており、分解清掃の記事を探していたところ、この記事にたどり着きました。大変参考になり助かりました。ありがとうございます。
匿名さん、こんにちは。
分解する時は、テフロン加工パッキンの締付け具合に注意して下さい。
あとは、
ゴムパッキンを針金等でひっかけて取り出す際に、飛んでいかないよう注意して下さい。
それでは、
分解・清掃頑張って下さい。