こんにちは、zbokです。
旧キットのザンジバルが完成しました。
今回の製作はグラデーション塗装、退色表現、ウェザリング表現の練習が目的でしたので、組み立てにおいてはゲート処理や合わせ目処理などは省略しています。
それでは、
1/2400 ジオン軍機動巡洋艦ザンジバルの製作記をどうぞ。
組立状況
前置きにも書きましたが、今回は塗装の練習が目的ですので、ゲート処理や合わせ目処理などの手順は省略して組み立てていきます。
パーツの接着は流し込み用セメントを使用しました。
組立完了
さすが旧キットといったところでしょうか、パーツの精度がイマイチで隙間がけっこう目立ちます。
旧キットをしっかり作ろうと思ったら、このあたりの処理がすごく面倒になってきます。
あと、
今回はブースターの組み立ては省略しています。
サーフェイサー処理
塗装の下地処理として、サーフェイサー処理を行いました。
部分塗装とマスキング
艦橋の窓の部分を先に塗装してマスキングしておきます。
グラデーション塗装
今回のグラデーション塗装は、黒下地からの立ち上げではなく基本色に少し黒を混ぜたものを下地としてベタ塗りしてから、基本色のカーキグリーンを面の中心に塗っていきました。
退色表現
塗装の色あせた状態を表現したく、艦首、翼、エアインテーク付近にセールカラーを吹いてみましたが、白っぽくなりすぎて失敗しました。
グラデーション塗装2回目
退色表現に失敗し、もう一度グラデーション塗装からやり直しました。今回は、基本色のカーキグリーンを下地としてベタ塗りした後に、カーキグリーンにホワイトを混ぜたものを面の中心に吹いてみました。
退色表現2回目
先ほどは白っぽくなりすぎて不自然な感じになってしまったので、今回は、タンに基本色のカーキグリーンを少々混ぜたものを吹いてみたら、イメージ通りの感じに仕上がってくれました。
マスキングで塗り分け
マスキングゾルで曲線部分をマスキング処理。
エアインテークの赤色部分は、水性ホビーカラーのレッドを筆塗りしました。
今回はうまくいきましたが、マスキングゾルは水溶性のため、水性カラーはマスキングを犯す可能性がありました。
ウォッシング
エナメル塗料のフラットブラックを薄く希釈し、全体に塗った後、余分な箇所をエナメル溶剤を染み込ませたティッシュ等で拭き取っていきます。
ドライブラシ・チッピング・ウェザリング
エッジ部分を中心にドライブラシを施しました。フラットブラックをメインにカサカサしたあとに、ライトグレイを少しカサカサ重ねてみました。
塗装剥がれの表現として、ライトグレイをチョンチョンとところどころ筆塗りしてみました。
最後に、タミヤのウェザリングマスターを使用して砂ホコリとスス汚れを表現してみました。
完成
クリックで拡大します。
久しぶりにウェザリング仕上げをやってみましたが、私の中では満足できるくらいの仕上がりになりました。
今回初挑戦の退色表現も初めてにしてはそれらしく見えるようになったと思います。
製作中は、翼部分の表現が少しわざとらしくなりすぎたかなと感じましたが完成品を眺めていると、翼ぐらいの表現でちょうど良かったかなと思いました。他の部分が表現を押さえすぎてぱっと見では分かりずらかったです。
きれいなグラデーション塗装には塗料の希釈の濃度がとても重要だと感じました。
私の場合、細かいパーツの細吹きではエア圧を0.2~0.3paぐらいまで絞って行うのですが、このぐらいの低圧では塗料の濃度の微調整はシビアに行いスポイト一滴単位で調整を行いました。
しっかりと濃度を調整してやれば細吹きでもすごく塗りやすかったです。
機会があればまたウェザリング表現に挑戦しようと思います。
最後までご覧頂ありがとうございました。
製作内容についての質問や感想などありましたら、お気軽にコメント下さい。