SDガンダムを作ったのなんて小学生以来ではないでしょうか。
あの頃が懐かしいです。
ただ、
昔より腕や足が少し長くなったような。。。
時代の流れですかね。
さて、
SDガンダムは構造がシンプルな分、塗り分け塗装の技術が問われるキットでもあります。
細かいマスキングが大変でしたが、けっこう楽しめました。
ランナー確認
パーツ数はとても少ないです。
仮組み
パーツ数が少ない分、塗り分け作業はとても複雑なものになりそうです。
このキットで気になる点は2つ。
頭部の合わせ目と肉抜きです。
頭部の合わせ目は後ハメ加工が少しやっかいそうですが、しっかりと消しておきます。
腕の内側、足の裏側に大きな肉抜きがありますが、ここはパテ盛りがむずかしそうなので今回は省略します。
ほとんどの関節がボールジョイントになっているのでポージングの幅はとても広くなっています。
ゲート処理
このゲートは特殊です。
小さい子供がニッパーを使わずに手でちぎって組み立てられるようになっていますが、逆に丁寧に扱わないと簡単に根元からえぐれるように取れてしまいます。
何箇所かは根元からえぐれてしまいパテで補修しています。
パーティングライン処理
腕や足の目立つ部分にパーティングラインが見られますので、処理していきます。
パーティングラインは、400番のヤスリで一気に削って800番のヤスリで仕上げていきます。
小さい面のパーティングラインは、ヤスリで処理しようとすると余計な部分まで削ってしまい易いので、モデラーズナイフによるカンナ削りで処理します。
合わせ目処理・後ハメ加工
はじめにマスクを切断します。
切断の隙間はできるだけ小さくしたいのでエッチングノコを使用します。
エッチングノコは刃の厚みが0.15mmとこういう精密な切断作業に向いています。
タミヤ クラフトツールシリーズ No.105 精密ノコギリIII (カット用) 74105
写真の赤丸の部分を削ると下側から差し込めるようになります。
頬の内側はギリギリまで削らないといけないのですが、ここを削りすぎるとマスクより手前にきてしまいますので慎重に作業を行います。
合わせ目は接着剤と溶きパテで修正しました。
パーツ洗浄
カスや粉がパーツに付着したままの状態ですと、この後の塗装作業に影響が出ますので、塗装前にきれいにパーツを洗浄します。
洗浄後は充分にすすいで、しっかりと乾燥させます。
その際には、パーツ表面をタオルで拭いてやったり、奥まった箇所の水滴をエアーで飛ばしてやると乾燥が速くなります。
超音波洗浄機があれば、洗浄作業はたいへん楽になりますのでおススメです。
サーフェイサーチェック
サーフェイサーを吹いて下地処理の具合を確認します。
400番のヤスリ目が完全に消えていなかった箇所や合わせ目消しが不十分だった部分を修正しました。
基本塗装・マスキング処理
修正を終えたパーツにもう一度サーフェイサーを吹いて下地処理は完了とします。
続いて、基本塗装を行っていきますがこのキットは多段階のマスキング処理が必要になってきますので、塗装の順番はよく考えなくていけません。
まずは赤色から塗装していきます。
充分に乾燥させた後、赤色の部分をマスキングしてきます。
続いて白色と青色を塗っていきます。
再びマスキングを施していきます。
黄色は発色が悪いので下地にホワイトを塗っておきます。
ところどころマスキング処理が甘かった箇所が見受けれますが、今回はこのまま作業を進めます。
ビームサーベルのグラデーション塗装
ビームサーベルの塗装はグラデーションをかけて塗装しました。
全体に蛍光ピンクをベタで塗った後に、ホワイトに蛍光ピンクを少し混ぜてビームサーベルの根元と中間付近にハイライトを吹き付けました。
エナメル塗料による筆塗り
頭部のバルカン、足のシリンダーとダクト、胴体の首部分をエナメル塗料のジャーマングレーで部分塗装を行いました。
エナメル塗料は塗料の伸びがよく筆ムラが出来にくい上、下地がラッカーであればはみ出た箇所の修正も容易に行うことができます。
はみ出た箇所はエナメル溶剤を染み込ませた筆や綿棒、フィニッシュマスターで拭き取れば簡単に修正できます。
エナメル塗料の拭き取りにはフィニッシュマスターをおススメします。
大変使い易い上、洗浄すれば繰り返し使用することができます。
ツインアイの塗装
赤色の部分をマスキングして、下地のシルバーを塗装し、クリアイエローで仕上げます。
黒い部分はエナメル塗料のフラットブラックを筆塗りしました。
はみ出た箇所はエナメル溶剤で修正しておきます。
スミイレ
スミイレの前に、光沢クリアーで基本塗装を保護しておきます。表面をツルツルに均しておくことによってスミの流れがスムーズになったり、拭き取りが用意になります。
また、エナメル塗料で塗装した箇所も、一旦光沢クリアーで保護しておけばエナメル溶剤で溶けることはありません。
はみ出たスミはガイアノーツのフィニッシュマスターで拭き取ります。
つや消しコート
つや消しを吹く前につやを消したくない部分にマスキングをしておきます。
完成
写真にはあまり写っていませんが、ところどころマスキングが甘かった部分があります。
SDガンダムはマスキングの練習にはもってこいのキットですので機会があればまた制作してみたいです。
っと言いながら、実はすでに購入済みだったりします。次の次の制作に登場予定ですのでお楽しみに。
最後に完成写真を撮影します。
完成写真
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