HG局地型ガンダムをウェザリング塗装で作ってみました。

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今回のHG局地型ガンダムは、ウェザリング仕上げで製作しました。
基本塗装の明暗表現には、前回に引き続きブラックアンドホワイトテクニックを使用しています。
ウェザリングは、ウォッシングとドライブラシ、チッピングで汚れや塗装剥げを再現してみました。

仮組み

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アンテナのシャープ化

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安全フラッグを削ってアンテナをシャープに加工しました。
フラッグに少し余裕を残してニッパーで切断してからヤスリで成形して仕上げました。

頭部の合わせ目処理・後ハメ加工

頭部の合わせ目は目立っているので処理していきます。
他の合わせ目については目立たないように工夫されていますので、そのままにしておきます。テヘッ。

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マスクを下側から差し込めるように加工します。

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合わせ目は接着剤で接合面のプラスチックを溶かして融着させます。
トサカ部分に接着剤が回っていない箇所がありましたのでパテで修正しました。

パーツ洗浄・乾燥

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処理の終わったパーツは超音波洗浄機で洗浄しました。
奥まった箇所の水滴は自然乾燥ではいつまでたっても乾かないのでパーツひとつひとつ丁寧にタオルで水滴をふき取りました。

下地処理(サーフェイサー処理)

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塗装の下地としてサーフェイサーを吹き付けました。
頭部の合わせ目処理に不備がありましたので、この段階で修正しました。

ブラックアンドホワイトテクニック

基本塗装の明暗はブラックアンドホワイトテクニックで塗装しました。
ブラックとホワイトで明暗をつけてから薄く希釈した基本色を重ねます。

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マスキングによる部分塗装

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ツインアイの部分塗装

ツインアイの細かい塗り分けはラッカー塗料とエナメル塗料の特性を利用して塗装していきます。

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目元の赤色を塗ります。

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目元の赤部分をマスキングします。

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シルバーを重ねます。

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クリアーイエローを重ねます。
ここまではラッカー塗料で塗装を行います。

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エナメル塗料のブラックを全体に吹き付けます。

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エナメル塗料の上塗りは下地のラッカー塗料を侵食しないという特性を利用して余分なエナメル塗料をエナメル溶剤でふき取っていきます。

基本塗装完了

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エナメル塗料による細かい部分の塗り分け

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頭部のバルカン砲や耳当ての黒色、マスクのへの字などを筆塗りで塗り分けていきます。
エナメル塗料ですので、はみ出ても簡単に修正できます。

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装甲の裏側などもエナメル塗料のジャーマングレーで塗装しておきます。

光沢コーティング

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後のウォッシングやスミイレなどをエナメル塗料で行いますので、ここまでの塗装を一旦ラッカーの光沢クリアーで保護しておきます。

間違ってもここでつや消しクリアーを使ってはいけません。
下地がつや消し(ザラザラ)状態ですと、エナメル塗料が滲んでしまい拭き取りが困難になりますし、マーキングシールの貼り付けの際にも密着が弱くなりシールの余白が白く濁り易くなります。

スミイレ・ウォッシング

スミイレとウォッシングを行います。
ウォッシングはほとんど拭き取り、かすかに汚れが残る程度に仕上げています。

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ウォッシング中のパーツは簡単に指紋が付いてしまいますので、なるべく直接指でパーツをさわらないように気をつけます。

ドライブラシ・チッピング

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エナメル塗料で塗料の剥げを再現していきます。
ドライブラシでエッジなどに塗料を乗せていきます。
大きく剥げた箇所は直接面相筆で書き込んでいきます。

マーキングシール

付属のマーキングシールを貼り付けていきます。
シールは直接指ではさわらずにピンセットを使用して貼り付けていきます。
シールが密集するような部分は余白の重なりが邪魔になるので、そのような箇所のシールについては余白をカットしてあります。

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下地がツヤツヤですので、けっこうしっかりとシールが密着してくれました。

つや消しコーティング

マーキングシールの保護と艶の統一のためつや消しコーティングを行います。
関節等の可動部分は塗り残しがないよう2回に分けて塗装を行います。
曲げた状態と伸ばした状態です。

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ツインアイは光沢を残しておきたいので簡単にマスキングしておきます。

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薄い転写式デカールならいいのですがマーキングシールの段差を完全に解消するのは難しいので、そのへんは気にせずに2回ほど吹き付けました。

最終組み立て

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ウェザリング仕上げは手間がかかって大変なのですが、やはり陸戦機はウェザリング仕上げが似合います。

完成写真

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HG局地型ガンダムをウェザリング塗装で作ってみました。” への3件のコメント

  1. 初めまして。貴サイトをいつも楽しく拝見しています。
    私もつい最近、ガンプラを始めた初心者です。
    スポンジで行うチッピングについて疑問があったので、メールを送らせていただきました。
    私は基本塗装をラッカー塗料で行った後に、ウェザリングを施すのですが、エナメル・アクリル・水性ホビーカラーと同じ色合いの物でも塗料の性質が違うものがありますが、どの塗料を行えばよいのか迷う時があります。
    よろしければ、その点についてご教授いただければと思います。
    よろしくお願いします。

    • トレジャー015さん、こんにちは。
      返信が遅くなってしまい、申し訳ないです。
      さて、
      ウェザリングの塗料の種類についてですが、本来ならそれぞれの塗料の性質を生かした使い分けというものがあると思いますが、
      私の場合は、失敗したときの修正が容易という理由で、エナメルを使っています。
      あまり参考にならないアドバイスですみません。

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