こんにちは、ZBOKです。
今年の正月休みは、がっつりとプラモを楽しもうと思いましてガンプラ2つと艦船模型1つを年末に購入してあったのですが、結局のところ正月休み中に完成したのはこのキュベレイだけでした。
それでは、
2016年、zbokのお正月休みの集大成をご覧下さい。
まずは基本工作の内容を紹介していきます。
仮組み工作
まずは、塗装の段取りなどを確認するため、仮組みを行います。
その名のとおり、仮の組み立てなどでもう一度分解しやすいように加工をしておきます。
今回はピンの受口をV字に切り込みを入れる方法をやってみました。
ピンのほうをカットする方法と比較すると、こちらのほうが工作は手間ですが、はめ込み具合の調整がやりやすかったです。
ピンカットのほうは、カットの加減が難しく、保持できないぐらいユルユルになってしまうことが多々ありました。
ゲート処理
ゲート処理の手順は、
1、ニッパーでゲートを残してのランナーから切り離し
2、アルティメットニッパーでゲート切断
3、モデラーズナイフでゲート切断
4、タミヤ エッチングヤスリでゲート跡をピンポイントで切削
5、600番のペーパーで全体をヤスリがけ
6、800番のペーパーで全体をヤスリがけ
7、完了。
です。
但し、
完成時に見えなくなる部分、例えばピンの頭などのゲート処理の工程『3』で終了です。
ちなみに、
最近のお気に入りの工程は『4』の棒ヤスリですね。
棒ヤスリでゲート跡を切削するようになってからは、ゲート処理の精度が格段によくなりました。
昔はエッチングヤスリを使わずにナイフとペーパーだけで処理していたのですが、サーフェイサーを吹いてみるとゲートの跡がわずかにボコッと膨らむように残っていることがけっこうありました。
パーティングラインの処理
面倒ですが、処理してやると一気に完成度が上がりますね。
パーティングラインの処理は、モデラーズナイフでカンナがけをしてから800番のペーパーを当てて処理しています。
このキュベレイは最新のキットいうこともあって金型の精度がよく、パーティングラインはちょっと削るだけで簡単に処理できました。
合わせ目の処理
このキット、腕の合わせ目は唯一、処理してあげたいポイントではありましたが、、今回は合わせ目の処理は見送りました。
仮組み完了
旧キュベレイも製作したことがあるのですが、すごい進化です。
とくにスリット部分の色分けが成型色で再現されているのには驚きました。
あとは、
頭部の裏側、バインダーの裏側、足の裏側、など細かい箇所もいろいろディテールがアップされています。
ディテールアップ工作
メタルパイプとメタルボールを埋め込むための穴を開けました。
簡単そうな工作ですが、芯にきっちりと穴を開けるのはけっこう難しいです。
削孔の基本は、まずはけがき針で当たりをつけることです。
当たりをつけておくことで、最初のドリルの刃が心からずれにくくなります。
続いて、細いドリルから順番に穴を広げていくわけですが、ドリルの刃を交換する段階で芯の位置を微調整していくのがコツです。
例えば、0.6mmのドリルで削穴した状態でわずかに左に芯がずれたなら、次の1.0mmのドリルは少し右にこじるように削穴すれば、ある程度は調整できます。
サーフェイサー処理
サーフェイサーの下地処理を行いました。
サーフェイサーをうまくに吹き付けるコツは、砂吹き状態にならないように気を付けることです。
経験談ですが、エアブラシ初心者は、塗料が垂れる失敗が気になり、細吹き・遠吹きになりがちだと思いますが、
サーフェイサーを吹いて、塗装面がザラザラしているようであれば、砂吹き状態になっています。
サーフェイサーの塗装面がザラザラになってしまうのは、サーフェイサーが塗装面のプラスティックに食い付く前に空気中でシンナー成分が飛んでしまっているのが原因で、その状態ではサーフェイサーの性能を100%発揮するこはできず、食い付きが弱くなっている可能性があります。また、ザラザラ下地の状態でそのまま塗装をした場合、エナメル塗料でスミイレしようとするときれいにスミが流れてくれないばかりか周囲ににじみます。さらに、はみ出たスミをきれいに拭き取ることも難しくなります。また、ザラザラ面ではデカールの貼り付けもうまくいきません。
今回のキュベレイは、塗装面がテカテカになるようたっぷりとサーフェイサーを吹き付けましたので、塗装面はツヤツヤに仕上がりました。
基本塗装
基本塗装はラッカー塗料を使用しました。
白い部分は、Mr.カラーのクールホワイト。
紫の部分は、パープルとインディーブルーを適当に配合しました。
けっこうパーツ数があったのですが、トリガー式ハンドピースのおかげで指への負担も小さく楽ちん塗装でした。
それはさておき、
ここで困った事態が発生。
このキュベレイの紫の部分が、どうしても青っぽく写ってしまいます。
ホワイトバランスや照明などいろいろ試してみたのですが、うまく撮影できませんでした。
いろいろ調べたところ、デジカメって紫の撮影がすごく苦手らしいですね。
ただ、ユニコーンガンダムやケンプファーも紫で塗装したのですが、そのときはきれいに撮影できていたので今回はすごく困りました。
そこで、行き着いた先が画像編集ソフトでした。
はじめての画像編集ソフト、使い方が分からず適当にいじりまくってなんとか実物に近い色が再現できました。
※このブログの画像はすべてカラーを編集済みです。
ちなみに、オリジナルの画像データはこちら。
※さらに、この画像の編集は私のメインのパソコンで行ったのですが、別のノートパソコンで確認したところまた違った色合いになっていました。カラーの表現は、使用するモニターにも依存するようです。
部分塗装
装甲パーツとバインダーの裏側を部分塗装しました。
バインダーの裏側のマスキングが面倒そうだったので、エナメル塗料をエアブラシで適当に吹き付けてはみ出た箇所を溶剤で拭き取る方法でやりました。
バインダーの裏側のモールドは、溝の段差が浅く拭き取り作業はけっこう時間がかかってしまいました。。
これなら大変さはマスキング塗装した場合と大して変わらなかったかもです。
ただ、
装甲の裏側の塗装は、エナメル塗料が楽ですね。
さっと吹いて、さっと拭き取って、一気に完成度が上がります。
バインダーのホース類は、エナメル塗料を筆塗りで行いました。
続いて、目の部分塗装を行います。
下地はラッカー塗料で行います。ピンクの発色をよくするためホワイトで下地を作ってからピンクを塗装しました。
続いて、エナメル塗料の艶消し黒を全体に塗装してから、瞳の部分のエナメル塗料を溶剤で拭き取れば完成です。
とくにエナメルによるスミイレが必要ない箇所については、ラッカーとエナメルの重ね塗りが楽チンです。
トラブル発生
!?
床にパーツを落とした一瞬のスキを狙われました。
(涙)
でも、かわいいのですべてが許されます。
溶きパテを盛って、ヤスって、修正完了です。
スミイレ
基本のスミイレは灰色で行いました。
また、
太いモールド等は、シルバーを筆塗りしました。
第一次組立
組み立ては、パーツ同士がぴったりとくっつくよう接着剤で固定しながら行いますが、
塗装面に接着剤がついてしまうと一発で塗膜が溶けてしまいますので慎重な作業が求められます。
腰のシルバーのラインが気に入っています。
ピンクの瞳がくっきりしていていい感じです。
一番がんばったバインダーの裏側です。
ここにきて、肩の根元が気になったので、追加で部分塗装しました。
白と紫にワンポイントのシルバーがお気に入りです。
ちらっと見える装甲の裏側もいい仕事してます。
メタルパイプ埋め込みました。
ここにきて、足の裏側が気になったので、追加で部分塗装しました。
曲線部分のマスキング方法ですが、今回は切り取る方法で行いました。
ピンセットの先等でエッジ部分をしっかりと密着させて、カットするラインを明確にしてから、デザインナイフで慎重に切り取りました。
ここでの失敗は、パテ補修まで後戻りになるので緊張の作業でしたが、一発でうまく切り取ることができました。
テカテカの素敵な足になりました。
これで第一段階の組立完了です。
デカール貼り付け
デカールは、ハイキューパーツのデカールを使用しました。
デカールの貼り付けは、マークセッターを使用してしっかりと密着させました。
ほとんどディテールアップはしていないので、デカールもワンポイント程度にしておきました。
今回の製作で感じたことですが、
デカールの余分な水分の拭き取りと押さえは、綿棒より面相筆のほうがやりやすかったです。
光沢コート
デカールを保護するため光沢クリアでコーティングしました。
砂吹きで2,3回吹いてから、テカテカに仕上がるようたっぷりと光沢クリア吹き付けました。
最終組立
完成
美しいキュベレイに仕上がってくれて、大満足です。
白と紫のカラーリングもイメージどおりですし、塗装面もツヤツヤに仕上げってくれて大満足です。
ハマーン様、万歳!!
それはさておき、
リバイブキュベレイの感想ですが、
パーツ構成も塗装しやすいように分割されていますし、合わせ目も腕以外は、目立たないように工夫されていますので非常に作りやすいキットでした。このパーツ構成ならパチ組みでも見栄えのある仕上がりになると思います。ホント、ガンプラの進化はすごいですね。
機会があれば、また製作してみたいキットです。
完成写真
完成写真を撮影しましたので、どうぞご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、次回制作記をお楽しみに。
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