MGズゴックを迷彩塗装で作ってみました。

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こんにちは、ZBOKです。
今回のガンプラMGズゴックは、マスキング迷彩塗装で製作してみました。ズゴックのまるっとした機体を見るとなぜか迷彩塗装で仕上げたくなるんですよね。実は、迷彩ズゴックはこれで3作目だったりします。
それでは、
MGズゴックの製作レポートです。

仮組み

はじめに仮組みを行い、改修ポイントや塗装の手順を確認していきます。

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関節カバーや腕や足のホースがゴム材質のパーツで再現されています。

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胸のダクトフィンが1枚1枚独立パーツで構成されていたり、コクピットハッチやモノアイの可動構造などさすがMGと言ったところでしょうか。
組み立てにはHGにはない楽しさがありました。

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合わせ目処理

MGズゴックで唯一、腰の部分にだけ合わせ目が出てしまいます。
完成時にほとんど目立たない箇所ですが、処理しておきました。
処理方法は、定番の接着剤むにゅです。

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タミヤセメント 流し込みタイプ

ゲート処理・表面処理

ゲート処理の手順は、
1、薄刃ニッパーでランナーからゲートを残して切り離し。
2、アルティメットニッパーでゲートを根元から切断。
3、当て木をした400番のペーパー。
4、当て木をした800番のペーパー。
以上の4手順です。

タミヤ クラフトツールシリーズ No.35 薄刃ニッパー 74035
ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー 5.0

以前は、ニッパー切断のあとダイヤモンドヤスリやモデラーズナイフの処理をペーパーの前にかましていましたが、あまり意味がなかったことに気付いてしまいました。
ゲートの切り残しなんて当て木をした400番のペーパーでイチコロでした。

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ゲートをきれいに処理するポイントは、当て木です。
当て木をしないでペーパーを当てても力が分散してしまい、ゲートをしっかりと削るのが難しくなります。そうなると指でさわっても肉眼で見ても確認が難しく、サーフェイサーを吹いた段階で、あれ、、となりますので、当て木をしてきっちりと削っておきます。
また、
ゲート処理と同時に表面処理もしておきます。
パーツの表面を削ることにり、面と面のエッジ部分がシャープになったり、塗装の食い付きが良くなります。
ヤスリを当てて、ヒケている箇所は、溶きパテを使って処理しておきます。

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Mr.サーフェイサー 500 (ビンタイプ) SF285

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改修1・クローのシャープ化

2mmの丸プラ棒を接着して成形します。その際には、接着面積を確保するためにクローの先の丸みはヤスリで潰しておきます。

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タミヤ 楽しい工作シリーズ No.132 プラ材2mm丸棒10本入 (70132)

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パーツ洗浄

超音波洗浄機でパーツ洗浄を行います。
洗浄機にかけた後は、流水でしっかりとすすぎます。
すすぎ作業が大切です。
せっかく超音波洗浄機で削り粉を浮かしてもすすぎが不十分だと削り粉が再付着してしまい意味がありません。

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東芝 超音波洗浄器 MyFresh TKS-210

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サーフェイサー処理

塗装とプラスティックの食い付きを良くするためと下地の色を揃えるためにサーフェイサー処理をします。
その際に、ゲート処理等に不十分な箇所がないかサフチェックも行います。

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さすがMGですね。
フレームパーツにもディテールが満載です。

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Mr.サーフェイサー 1000 (ビンタイプ) SF284

フレームの基本塗装

ガンダムカラーのファントムグレーを使用しました。

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続いてマイナスモールドやパイプ等を筆塗りしていきます。

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筆塗りをする場合は、下地の塗膜への影響がない(少ない)塗料を使用します。
基本塗装の下地がラッカー塗料ですので、上塗りは、水性ホビーカラーを使用しましたが、水性ホビーカラーは下地への影響が少ないだけですのではみ出た箇所を完璧に拭き取ることはできません。たぶん、水性ホビーカラーにも有機溶剤がわずかに含まれていると思われます。
はみ出し厳禁ですので、筆塗りは慎重に行いました。

今思えば、筆塗りはエナメル塗料でも良かったと思います。
エナメル塗料は完全に拭き取ることができます。
スミイレをしたい場合でも、
ラッカーの下地→エナメルの筆塗り→クリアコート→エナメルのスミイレ。
でいけるのではないかと思います。
次回、機会があれば試してみます。

完成時には見えなくなる部分ですが、少し頑張ってみました。

外装パーツの迷彩塗装

外装パーツにはマスキング迷彩を施します。
下地のカラーは、ガイアカラーの西部ベージュです。

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2cm幅のマスキングテープに雲形迷彩模様をランダムに書き込んでナイフで切り出していきます。

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マスキング完了です。

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ガイアカラーのニュートラルグレーⅣを重ねます。

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慎重のマスキングテープを剥がしていきます。

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マスキング迷彩塗装、完成。

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ガイアカラー 鉄道模型用カラー 1026 西武ベージュ
■ ガイアノーツ [33074] ガイアカラー 基本カラー 074 ニュートラルグレーIV(15ml)

パイロットフィギュアの塗装

フィギュアの塗装には、水性ホビーカラーを使用しました。
ラッカー塗料は乾燥が速く筆塗り初心には難易度が高めのため、比較的乾燥の遅い水性ホビーカラーを選んだわけですが、それでも色も乗って筆も走るという希釈状態を維持するのが難しかったです。

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基本塗装完了

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この段階で、一旦光沢クリアーで表面を整えておきます。
ここでのコートの目的は、
・マスキング塗り分けによる塗膜の段差を解消するため
・塗装の保護のため
・塗装表面を整えるため
です。

塗膜の段差は、デカール貼りのときに影響を及ぼしますし、半光沢のガンダムカラーで塗った箇所やドライスプレーになってしまった箇所はスミイレの際に、スムーズにスミが流れなかったりスミがにじみんでしまったり、はみ出たエナメル塗料の拭き取り作業が大変になります。光沢クリアーを吹いて塗膜を均すことにより多少は改善されると思われます。

改修2・モノアイのメタルパーツへ交換

モノアイをHIQPARTS製の5.0mmSPプレート2に交換しました。

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メタルプレートとクリアドームは、白化の心配がいらないアクアリンカーで接着します。
ベースパーツとメタルプレートは、瞬間接着剤で接着します。
交換の効果は絶大です。
交換のための工作もペースパーツの出っ張りを削るだけととても簡単ですので、MGズゴックを製作される方にはぜにおススメしたいディテールアップ工作です。

5.0mm SPプレート2 (2個入)
ボンド アクアリンカージオラマ模型用 17ml #04958
瞬間接着剤×3G 高強度タイプ
クリアドーム ピンクM4.0mm~6.0mm (1セット入)

途中組み立て

この後の作業を楽にするため、組み立てれる部分は組み立ておきます。

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スミイレ

スミイレはタミヤのスミイレ塗料(ブラック)を使用します。
塗装の表面が整っていると、エナメル塗料が気持ちがいいぐらいに流れてくれます。

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はみ出たエナメル塗料の拭き取り方法についてですが、昔はエナメル溶剤を染み込ませた綿棒をメインに使っていましたが、最近は筆での拭き取りがメインになっています。

その理由は、モールドに流したスミは綿棒でもいいのですが、角度の浅い角に流したスミは綿棒ではきれいに拭き取れません。拭き取りすぎてラインが消えてしまいます。
筆で拭き取るようにしてからは、角部分に流したスミもラインの幅を意識しながら拭き取れるようになってきました。

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タミヤ スミ入れ塗料 (ブラック)
タミヤ カラー エナメル エナメル溶剤特大 (X-20 250ml) 80040
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.72 モデリングブラシ PRO 面相筆 No.0 87072

デカール貼り付け

MGズゴックには、ガンダムデカールとマーキングシールが付属していますが今回はガンダムデカールのみ使用します。
マーキングシールは、シールの厚みと余白が気になってしまって全塗装の作品には使いたくないんですよね。
余白をカットすれば多少は貼ってます感が解消されますが、やはり厚みはいただけません。

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ガンダムデカールは台紙が透明ですので、位置合わせが楽です。
写真のように台紙の片側をマスキングテープで固定してしまえば、失敗も少なくなります。
しかし、
ガンダムデカールは台紙を固定または押さえにくいところは貼り付けが難しいですね。
MGズゴックは、胸の丸ダクト部分にも白のラインデカールを貼るようになっているのですが、ここの貼り付けは失敗しました。

失敗したガンダムデカールは、ピンセットでそっ~と擦って剥がしながら、マスキングテープの粘着力を利用して撤去しました。

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つや消しコート

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残念なことに少しかぶらせてしまいました。
グレー系にパーツにわずかにかぶりが見て取れます。

塗装作業中盤までは問題なかったのですが、終盤になって何か違和感が、、、
ふっと気付くと、いつの間にかレギュレーターの水抜きボルトに水が溜まるほどに、、そして、最終防衛ラインのドレンキャチャーにも水が、、
最近、ずっと天気が良かったので油断してました。
微妙なかぶりですので今回はこのままいきます。

最終組み立て

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メガ粒子砲にメタルパイプをはめ込むため、穴を広げてあります。

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すごーーーーーーーーく、違和感。
これは、、、ないですね。

追加塗装

ガンダムデカールを貼った箇所は、確実にマスキングして、あとは適当に、、

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完成

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さすが1/100スケールは迫力があります。
大きさもさることなら、ダクトの独立フィンや関節のゴムカバー、腕と足のゴムチューブなど素組でこのディテールですからね、すごい存在感です。
久しぶりのMGキットの制作となったわけですが、楽しく制作することができました。
MGの場合は、合わせ目処理や後ハメ加工、塗装の塗り分け等の面倒な作業があまりないのもスムーズに制作できた要因かと思います。
パーツ数が多いので、ゲート処理、表面処理がちょっと大変ですしたが。

塗装に関しては、多少の失敗はありましたが、今作でつかむものもありましたので、次回作ではもっときれいな塗装になるようがんばります。
エアブラシの塗装は簡単なようで、きれいな塗装・塗膜を追及していくと本当に高度な技術が必要なのだと感じています。

最後に完成写真を撮影して、MGズゴック製作を完了とします。

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完成写真

クリックすると画像が拡大します。

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